白川郷・五箇山の合掌造り集落

白川郷・五箇山の合掌造り集落

【岐阜県・富山県】白川郷・五箇山の合掌造り集落 ~豪雪地帯の知恵と互助の結晶~
岐阜県と富山県の県境、飛騨高地の白川郷と五箇山(ごかやま)にある3集落(荻町・菅沼・相倉)が1995年に世界遺産登録されました。
険しい山間地にある日本有数の豪雪地帯で、外界との往来が少なく独自の生活文化を形成。
3集落で合わせて88棟の合掌(がっしょう)造りの家屋が残ります。

 

合掌造りは、釘を1本も使わず、2本の材木を逆V字に組み合わせて作る家屋で、雪が滑り落ちるように茅葺き屋根は60度もの急勾配。一軒に20~30人もの大家族が住み、屋根裏の2~3層は、養蚕の作業場となっています。

白川郷の秋

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9月になると気温はどんどん下がりはじめ、黄金色に染まった稲穂や風に揺れるススキなど、風情ある日本の秋が訪れます。紅葉は10月中旬頃から始まります。11月になると村では初霜や初雪の話題が出てくるようになり、雪囲いをして雪に備えます。

白川郷の冬

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白川郷では12月下旬頃から雪が降りはじめます。霊峰白山の麓に位置する白川郷の冬は雪深く、かつては陸の孤島となっていましたが、現在ではスキーや合掌造りライトアップなど、冬ならではの魅力も楽しめるようになりました。

五箇山の菅沼集落

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集落には現在12棟の家屋があり、そのうち9棟が合掌造り家屋です。これらの合掌造り家屋は江戸時代末期(19世紀前期~中期)に造られたものが2棟、明治時代に建てられたものが6棟、最も新しいものは大正14年(1925)に建てられました。

五箇山の相倉集落

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相倉集落にある32戸の住宅のうち20戸が合掌造り家屋となっています。合掌造り家屋の多くは、江戸時代末期から明治時代に建てられたものですが、最も古いものは17世紀にさかのぼると考えられます。

ココも見ておきたい!
合掌造り民家園

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合掌造りの母家のほか、寺の本堂、水車小屋など、白川郷の25棟の建造物を保存し、公開している。屋根裏まで上がって見学できる建物もある。
離村した集落を記録した、貴重な写真の数々は必見。

立ち寄りスポット
天守閣展望台(白川郷)

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白川郷の合掌造りを眺めるなら天守閣展望台(荻町城跡展望台とも呼ばれています)がオススメ!
天守閣展望台は、荻町を見下ろす高台にあります。新緑、紅葉、雪景色の合掌集落を一望できる絶好のポイントになっています。

お土産にいかが?
どぶろく羊羹

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どぶろく羊羹は、白川郷で毎年秋に行われる「どぶろく祭り」で振る舞われるお神酒をイメージし、清酒を使った羊羹。
アルコールは残っていないため、子供でも食べられます。素朴な甘みがあり、上品な味わいが人気で、白川郷ならではの銘菓。

ランチにいかが?
汁だんご

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岐阜県の飛騨では、2月の最初の午の日に「初午だんご」を作り、神様に供える風習がある。
汁だんごは、そこから広まったと言われ、米で作っただんごを、すまし汁や肉汁、あずき汁などで煮て食べる。

 

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