平泉の文化遺産

平泉の文化遺産

【岩手県】平泉の文化遺産 ~極楽浄土に思いを馳せて~
平安時代末期、奥州藤原氏が栄えた時代の寺院や遺跡群が多く残り、そのうち中尊寺・毛越寺・観自在王院跡・無量光院跡・金鶏山の5件が「平泉 - 仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群」の名で世界遺産に登録されました。

黄金に輝く中尊寺金色堂

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かつて奥州が金の産地だったこともあり、清衡、基衡、秀衡の墓がある中尊寺金色堂は、外面から内面まで、金箔で覆われている。
最近の研究では、マルコ・ポーロが『東方見聞録』で記した「黄金の国ジパング」は、中尊寺金色堂などに施された黄金を指しているのではないか、という見方もある。

金色堂旧覆堂

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鎌倉時代に金色堂を風雨から守るために作られ、1968年(昭和43年)に新覆堂が完成するまで、この中に金色堂が収められていた。
松尾芭蕉は、旧覆堂を参詣し、「五月雨を降残してや光堂」という句を読んだことで知れれ、近くに句碑が建てられている。

毛越寺(もうつうじ)
大泉が池

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850年創建伝わる毛越寺で、浄土庭園の中心をなす大泉が池。

遺水曲水の宴

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5月の第4日曜日に、毛越寺で開催される遺水曲水の宴。
平安の装束をまとった歌人が水辺に座り、盃を遺水に流し、流れに合わせて和歌を詠む。

無量光院の跡

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藤原秀衡が平等院鳳凰堂(ほうおうどう)模して建立した無量光院の跡。

浄土庭園

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旧観自在王院庭園。1970年代に復元された浄土庭園。

金鶏山

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中尊寺と毛越寺のほぼ中間に位置する金鶏山。頂上の塚に黄金の鶏を埋めたという伝説に由来。

大泉が池あやめ園

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毛越寺の大泉が池あやめ園。約300種、3万株の花菖蒲iが咲き誇る。

お土産にいかが?
秀衡塗

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菱型の金箔を使い漆(うるし)絵でデザイン化した草花を描く、秀衡模様が特徴の漆器。
平安時代末期に平泉で栄えた奥州藤原氏第3代当主・藤原秀衡が京より職人を招来し、この地方特産の漆と金をふんだんに使い、器を造らせたのが起源とされている。

ランチにいかが?
はっと

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小麦粉を水で練って熟成させたものを、薄く伸ばして茹で上げた郷土料理。
醤油仕立ての汁で茹であげたり、じゅうねん(エゴマ)などに絡めたりと、食べ方は様々。

 

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